第三話グレンフリード界式


「ふぁ、おはようフェク君」フェクトは、フライパンを手で握り言った
「おはようございます」
少し開けてある窓から、目玉焼きの焼ける匂い漂よってきた、窓がガタガタといって左右に揺れていた、フェクトは窓を閉めて迷惑顔で言った
「まったく、こんなに、風が吹いたら部屋の中が、寒くなってしまいます」スティーヌは牛乳を注ぎながら言った
「 ねーフェク君はグレンフリード界式という能力を知っているかい」フェクトとスティーヌは椅子に座った、フェクトは目玉焼きを切りながら言った
「確か、素質を持つ者だげが扱える力と言う話ですか」スティーヌは、ご飯に目玉焼きの黄身をかき混ぜた、そして口を開いた
「確か、フェク君はblade界式の使い手だよね、私はfire界式の使い手なんだ、だけど私はこの力を持つべきして持ったではないかと、思うんだよ」フェクトは小さく呟いた
「持つべきして持った力ですか・・・・」


第四話フェクトの悪戯

スティーヌが焦せり顔で、言った
「フェク君!私の服をどこへやったんだい!!」フェクトは食器を洗いながら言った
「洗濯機に入れました」スティーヌは膝を床に着いて言った
「着けてたパジャマも、朝になったら脱がされていたんだよ、タンスを開けたら服が一着も無いじゃないか!」フェクトは真顔で言った
「わかりました。服買いに行きますから」スティーヌは、嬉しそうな顔をした「ありがとう、フェク君!」
三時間後部屋の扉が開いた
「フェク君、これは何だい!?」フェクトは不思議そうな顔をして言った
「服と下着ですよ?」そこには、女性用のフリル付きピンクのワンピースがあった、スティーヌは真っ青な顔をして言った
「女用じゃないか・・・」フェクトはちよっと、緩んだ表情で言った
「だって、服をちゃんと買ってきたじゃないですか」スティーヌは真っ青な顔で口をパクパクと開けて喋った
「でも、まさか君が女用の服を買ってくるとは、思わなかっよ」フェクトは手で顎をさすった
「でも意外に似合ってますよ?」スティーヌはフェクトに、背を向けて言った「君は、私に女装でもして、行けとでも言いたいのかい・・・」フェクトはスティーヌの肩を叩いていった
「大丈夫ですよ、師匠元々美人ですから」スティーヌは怒った顔で言った
「慰めになってないよ!!」

第5話消失と運命

スティーヌは一息ついて言った
「ふー、フェク君私はこれから旅に出ようと思うんだよ」フェクトは不思議そうな顔で言った、
「旅ですか?」フェクトは振り返りながら言った
「では、僕もお供します」スティーヌは怒った顔で言った
「駄目だよ!!!」フェクトは、驚いた顔で言った
「何故ですか・・・・」スティーヌは目を逸らして言った
「君を巻き込んでしまうかもしれない」「・・・」
師匠の姿を見たのは、これで最後だった、それから何年か経って、僕は師匠が作り上げてきた魔術を広めていった、だがその間魔術を扱えない町の人々からも怒りを買うようになっていた、10年が過ぎた頃
僕は魔術を広めた責任者となり町の人々に掴まり牢に入れられた、だが私は信じた、町の人々も、そしてまた、師匠が帰って来ることを願った、だが私は師匠にも会える事すら出来ず、町人に火あぶりにされ命を落とした、


第六話再会

 


僕は再び意識を取り戻した、目を開けるとまるでこの世の物ではない美しさそしてどこへ行っても出口が見えない程だった、フェクトは目を細めて言った
「僕は死んでいないのか?」すると誰かがフェクトの肩を叩いて言った、フェクトが振り返った
「私にもよくわからないよ」フェクトは目を見開いて言った
「師匠?」
スティーヌはフェクトを見て言った
「何をそんなに驚いているんだい」すると目の前から、やわらかで透き通る声が聞こえた
「それは、貴方のいた世界より100年も時を越えているからです」
フェクトは前後ろに振り返り言った
「誰だ!!」
女神は笑って答えた
「こうして話すのは初めてね、フェクト・ロッテ・シェパル」
フェクトは不思議そうな顔で言った
「僕は死んでいないのですか」
女神はフェクトを見つめて言った
「私が、貴方達に生きてほしいから、ですが今貴方達が今の時間軸に行っても貴方達の生きていた時間の考え方では、100年経った世界では通用しません。そしてフェクトさん貴方に任務を授けます、では二人とも是非ご無事に帰還して下さい」
二人は目を丸くして言った「え」

第七話時間の流時


スティーヌは驚いた顔で言った
「君は、誰だい?」
フェクトは驚いて指をさして言った
「僕ですよ、フェクトです」
スティーヌはフェクトを見つめて言った
「じゃあなんで女神様の身体をしているだい」
?口をを閉じてしぶしぶ自分の身体をみた
「んっ・・・あ、ここは・・・」
スティーヌはフェクトの顔を覗いて不思議そうに見た
「どうしたんだい?」
フェクトは真顔で言った
「僕の墓ですよ、ここは」
スティーヌは口を英語のOの形にした
「なぜ私の家に君の墓があるんだい」フェクトは目を逸らして言った
「言えません」
スティーヌは必死にフェクトを掴んで言った
「うぇ・・・教えてくれよ」

第八話フェクトの異変

「さあ・・・・僕の名前を呼んでください、呼べるものなら」
夢で見たフェクトは明らかに様子がおかしかった、スティーヌはフェクトを変だなと感じて声を掛けた
「フェ・・・フェク君今日は体調悪くない?」
「どうしたんです?ちょっと気持ち悪いですよ」
「どういう意味だい」
話かけてもおかしな事はなかった、だったらなんで夢でのフェクトは様子がおかしかったんだろう、
「それで、先ほどの質問はどういう意味ですか」ギク
「昨日の夜、夢で君の様子がおかしかったから、君の名前を呼んでというから、体調悪いのかなと思ったから聞いたのさ」
「別に気分は悪くないです」
「そうかい、ならいいよ」

「フェク君頼むよぉ」
「駄目です」師匠が私の腰の張り付いて10日が経った
「いい加減離れないと怒りますよ」スティーヌは泣きそうな顔で言った
「だって怖いんだよー」フェクトは顔を後ろに傾きながらスティーヌに問いかけた
「何が怖いんです」
「君が大丈夫と言っても心配で落ち着けないんだよ、それに・・・・・・・・」フェクトはエプロンをかけながら言った「それに?」
スティーヌは顔を背向けて言った
「な・・・何でもないよ」


第10話流星の大罪人


気になってきてしまった、スティーヌは建物の端に隠れフェクトの様子を伺っていた、フェクトは角を曲がり市場に出たスティーヌは追いかけるように走って行った、フェクトが道を歩いていると少年が腹を抱えていた、フェクトは気になり少年に声をかけた
「あの、君」
フェクトレは少年が答えなかったので少年の足を見た、すると足には足枷がはめられていた、「奴隷か・・・」
少年はその言葉に驚き後退りをした、すると店主から進められたがフェクトは、断ろうとした、
「いえ、僕は」
フェクトは少年を見ると何かを感じた、
まさか師匠と同じ・・・・
フェクトは少年の手を握り言った
「今日から君は僕の弟子
だ」


第12話副作用

今日の師匠は変だ、フェクトは何か心の中でそう感じていた、僕が読んでも答えてくれない「師匠」スティーヌは振り返った「まさか、まだ気にしてるんですか」スティーヌはまたフェクトから目を背けた「何の事だい」覚えてないのか?昨日、僕があれ程理由を説明していたのに、一晩たっただけで忘れるなんて、まさか・・・「師匠」フェクトはスティーヌの顔を自分向けて言った「僕の名前を呼んでください、呼べるものなら」「・・・・・」スティーヌはまた俯いた、
これは魔術の副作用なのか?
フェクトはそう思った、