その後の話

「それは、君が悪いな・・・・」
ファルコンは机に向かい書類に目を向け片手に受話器を持っていた、
「それはミシェル君も怒るだろう、ブィトン君」
電話の向こう側ではブィトンが兵安隊固定電話の受話器を持ち話していた、
「だってよ、ミシェルが構ってくれないから、ちょっかい出したんだよ」
ファルコンは苦笑いをして言った
「それは、君が兵安隊に復帰したから、迷惑かけないようにしてるんだと思うよ、彼なりの配慮だよ」
ブィトンは汗をたらし大きな声で言った
「迷惑なんてとんでもねぇ!!」
ファルコンは受話器を耳から離して言った
「あまり大きな声で話すな、耳が痛い、やはり、すぐに謝るんだ、ミシェル君ならミナト1605番地トンネルにいる」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ミシェルはトンネルを見て言った
「ここが1605 番地かぁ」
ミシェルは トンネルの下の歩道に下りてすりを掴んで、上を見た、そこには、あまり外では見かけない人物がいた
ミシェルはその人物に声を掛けようとした
「おーい」
ミシェルは次に走ってきた、一人を見て血の気が引いた、
アロイスだ、
ミシェルは二人が去った後にその人物に声を掛けた
「久しぶりウォーカー」
ウォーカーはミシェルにきずき言った
「おお、光琳の片翼じゃないか」
相変わらずウォーカーはパイプを吸っていた
「こんな所にいたら殿下に見つかるよ」
ミシェルは駆け出そうとした
ウォーカーは最後に行った
「君アロイスに撃たれたらしいけど大丈夫かい?」
ミシェルは振り返えらずに走って行った、
「・・・・」


「ミシェルー本当にごめんな」
ブィトンはミシェルが帰って来ると、すぐに抱きついた
「もーしょうがないな、許すよ」
「本当か」
「本当だよ」
「本当?」
「そろそろ怒るよ」
「へへ、短気だなー」

拝啓

拝啓、カロークケインアグロード殿
ファルコンはインクペンを持った
「・・・・」
お元気ですか、まあ元気か分かりませんが、私は元気です、今夜は光琳の片翼が無事帰還した事でパーティーを開く事になりました、父上を話に持ち込むために私が必死に説得すると、一時休戦という形でパーティーを開く事が出来ました、ミシェル君はあまり楽し気ではなかったのですが、ブィトン君が来ると笑顔になったので、よかったです。
いずれ、あなたと剣を交える事があれば、私は、どんな手段でも使って、あなたを倒します。

アグロードラインストームファルコンより