信でーす!私が描いているファンタジー小説光琳の翼の完結編を載せてみました。興味のある人はぜひ読んでみてください、





完結編
第十一話

「殿下」「だ、誰だ!」「ルーブェルトです」「ああ、君か」「敵襲は、どうなっていますか?」「分らないが、兵が撤退していくんだ」「撤退ですか?」「ああ、ミシェル君達は、たしかデュフォスに行ったのか」「はい、今我々も、そちらに向っています」「どういう事だ」「実は、途中でデュフォスかファレストかわかりませんが、追っ手背後から、攻撃を仕掛けてきました。そちらに行っても問題ありませんか」「ああ、問題ない、だが油断したら足下をすくわれるからな、これからきょうつけなければなるまい」「そうですね、」「あと、テラクルの事も調べておいてくれ」「わかりました。そう彼らには伝えておきますね」「ああ、よろしく頼む」
第十二話

「おい、ウォーカ、光琳の片翼はどうした?」「逃げたよ」「そうか」「でも王子様は追うでしょ」「ああ、我々の目的を達成するには彼の力が必要だ」「君はどう思うアロイス」「あんな子供が役に立つとは思えないです」「全く君は、彼は光琳の片翼
我々が扱えない力を扱う事ができる、それに君は、何もかも考え過ぎだ」「ですが、殿下油断も大敵です」「だが彼が現王に見つかったら元も子もない」「だけど、彼が言った通り、王子様が足下をすくわれたら我々の信用を失うそれでも良いと思うのなら・」

「わかった、今は計画に集中する、」


第十三話
やっぱり夜は寒い、僕は寝れずに目を開けた、隣ではブィトンが歯ぎしりをしている、「まさか子供だとは思わなかったな」「これで、ようやくわかった、たとえ子供だとしても、我々の脅威となりうる」後ろでルーブェルトが、腰を掛けていた、「でも不思議な事もあるもんだな、追っ手をよこすなんて」うわ寝たと思っていたが、起きていたらしい、「それで、まじで行くのかよ」「ああ、だがあちらの状況がわからければどうにもできない・・・」「実は先程殿下に連絡したら、敵が撤退したとの話を聞きました」
「そうか」「おい、もしかしたら、あの時俺達を助けたのって新革派じゃねえよな?」「どうだろうか、彼らはこちら側の人間助けるはずが無い」「別の目的があるんじゃない」「そうだな」「な・・・なんだよ」ヴィトンがこちらを見つめてきたので、びっくりした「いや、なんでもねぇ」?「やはり国が気になるか?」「いや別の事だ」「別の事?」「ああ」ヒヒーン「どうしたミコン?」「敵か?」「いや、どうやら着いたらしいぜ」僕たちはアウローラの門の前にいた、「んーんんんー♪」「おい、ヴィトンそれって・・・・」「あ!殿下」「久しぶりだな、実は君達にお願いしたい事があるんだ」「お願いって何?」「実はデュフォスを調べてもらいたいんだ」!「ねぇそう言えば第一王子って本名なんだ?」「アグロード・カローク真名は誰も知らないんだ」「どうしたんだい」「いや何でもない・・・カロークか」「ですが殿下デュフォスに一度浸入しましたが、ちょっとした事で失敗してしまい」「で、そのちょっとした事は誰がミスしておきた事なんだ?」すると僕、ルーブェルト、メラティノはブィトンを見た「お前かブィトン」「す、すみません殿下」「おいファルコンちょっと話があるんだ、いいか?」「わかったでは執務室に行こう」「なぁブィトンガサ入れって何なんだ?」「すまない、それについてはブィトン君に口止めされているんだ」ファルコンは机にティーカップを置いた「なぁ、何で僕が現王を憎むんだ」「それは、兄上と現王が手を組んで君の父上つまり初代光琳の片翼を殺したからだ」じゃあ何であいつは僕を必要としたんだ?

第十四話

「なぁ、ミシェル、メラティノ、」「なんだ」「何?」「せっかくアウローラに来たからブラブラしねえか」「まぁいいけど」「じゃあ単独行動がいいな」僕はメラティノを不思議そうな顔で見た「どうして?」ブィトンは僕に満足そうな顔で言った「だって行きたいところに行けるだろう」「単純だな」「じゃあ最後はここに集合でいいか」「そういえば、ルーブェルトは?」「あー先に行っている、最初にはなしたからな」「・・・・・」「じゃミシェル楽しんでこいよ」僕は頷き少しずつミラノの街を探索していた、するとある建物に目が止まった、窓が一つしかなく、黒い色がついていた、僕は黒い色に引き込まれるように階段を登った、階段を登ると薄暗い廊下に着いた、「あれ?ここ見たことがあるような」ガチャ、僕は音に驚き肩をすぼめた、すると1番奥の部屋からスーツ姿の男が出てきた、男が通り過ぎようとすると僕の肩にぶつかった「あ・・・すみません」男は僕の格好を見て口を開いた「おい貴様、その格好はなんだ、ちゃんと制服を着ておけ」この口調からすると、まさかこの男は「アロイス・・・・」男は驚き僕の顔を見たすると顔が真っ青になった「光琳の片翼・・・・・・・・」アロイスは僕を奥の部屋に連れ込みドアを閉めた「なんで、こんなところにいるんだ」「観光・・・・・」「観光・・・・・か、我々を甘く見ているのか」「違うよ」「だがここに来て殿下と俺とウォーカーに見つかっても大丈夫だが、ほかの奴に見つかってみろ、俺だとはいえかばえきれないぞ」「でも少年としか思われないでしょ」「いいや、お前が光琳の片翼だとわかられていたなら、理由関係なく無事ではすまない、そもそも、子供がここにいるという事態、異常だ」「確かにそうだけど」すると扉の向こうから足音が聞こえてきた「アロイス、そこにいるのか」「はい、光琳の片翼もいます」「何!いるのか」僕はカロークの声に驚き飛び上がった、カロークは扉を開けて入ってきた「すまん、光琳の片翼驚かせてしまって悪かった」カロークは片手に書類を持っていた、アロイスはカロークの急ぎ顏を見て言った「急ぎの用事で
もあったんですか・・・」「まあな」

第十五話

「うっ!!」「殿下大丈夫ですか!」「ああ」アロイスは扉を開けカロークを部屋に入れた「ちょっと、戦闘で動きすぎてやっちまった」アロイスはカロークを見て言った「どこら辺に傷を負ったんですか」「腕に銃弾打ち込まれちまったんだ」「大丈夫ですか」「あ・・・・」ドサ!カロークは仰向けに倒れた「殿下!!!!!!!」
「ああ悪い」その時ウォーカーが入ってきた「殿下どうしたの」アロイスはウォーカーの肩を掴んで揺らした「殿下が銃弾を打ち込まれたらしいんだ」「なるほどね、じゃあ殿下の弟さんの所に行ったら」カロークは声を荒げながら言った「だが、あそこは・・・・・・・」「まぁ今は緊急事態です、行きますよ殿下」「ああ」アロイスはアウローラの門をとうりかけたがいきなり赤外線音鳴が発生に麻酔煙が発生した「ゲホゲホ」


第十五話

「だから何度言ったら本当の事を話す!!!!!!」「第一王子落ち着いてください」「私は第ニだ、第一王子は兄上だ!!」「ですがあやつは・・・・」「アロイス・アドミット話の続きだ!貴様が兄上を撃ったのか」「嗚呼」パン!!!!!!「ファルコンどうしたの?」ミシェルは扉から入ってきた「・・・」アロイスは無言で椅子に座っていた「それで本当に殺したのか・・・・・」「ファルコン・・・」僕はアロイスが連れて行かれた牢屋の前に来た「本当にカロークを撃ったのか」「嘘だと言っても誰も信じてくれないだろう、それにこれは俺の罪を償うゆういつの方法だ」「罪?」「ああ俺が殿下についていったことさえ罪なんだ、だがこれは俺の意志だ間違ってはいない」「そうなのか」僕はそういうとその場から立ち去った、
第十六話

「殿下を助けるつもりが大変な事になっちゃたね」奥の暗闇から声が聞こえてきた「また新革派にいるのか、いつまでいるつもりなんだ」ウォーカーは嫌そうな顔で言った「ちゃんと君達の所にも足を運んでいるつもりだよ。それに」男はウォーカーを見て言った「それに?」ウォーカーは一呼吸置いて言った「それに彼はすごく面白いからね、だから早々此処を離れる気は無いよ」「その男のどこが面白いというのだ」「時々の場面に感情を漏らし、欲がないところかな、それに忠誠心があるからね。」「忠誠心・・・そうか」「もういいのかい?」「ああ」

第十七話
カロークは物音たてずにベットから立ち上がり廊下を歩き出した「腕一本撃たれただけで俺が動けないと思うとはな、ベットなんて本当窮屈だ、まぁこれが奴の策略だとは思うがな」カロークは鉄の牢屋の前まで来て言った「おい、アロイスこんな鉄の牢屋なんてお前はあっさり出れるだろう?」アロイスはゆっくりと顔を上げた「殿下が逃げる事が出来ればこんな鉄の牢屋からすぐにおさらばしています」「確かにそうだな」「殿下の命令で、拷問受けてたんですからそれに心配の顔作るの凄く苦痛でしたよ」「そうだな、その件は悪かったよ」「殿下なら、あんな弾すぐに取れるでしょう」「まあ、アレ取ったら不審に思われるだろう、それに俺が怪我人のフリをしていればやつらは私に手を出す事は不可能だからな」「それより早く出たらどうだ、もうそこにいる理由はないだろう?」キン!!!!!「牢屋なんかに入れて俺を拘束していると思っていい気になってるんでしょうか手錠なんて俺にはただの玩具にしか見えない」「さすが殺し屋」「元ね」「今もだろう」「・・・・・」アロイスとカロークはそんな話をしながら牢屋を歩いていった、



「おかえりアロイス、殿下」「・・・・」「ククク」「どうしたの殿下」「いや、あいつの怒る顔考えただけで笑いが止まらなくてな」「殿下本当悪趣味だね」